多波長アッベ屈折計の質問と回答のコーナーです。お客さまからいただくお問い合わせの中から、 数多く寄せられる内容をご紹介します。

多波長アッベ屈折計


Photo: DR-M2
・複屈折の測定について教えてください。
・D線、F線、e線、C線はどういう意味ですか?
・分散及びアッベ数について教えてください。
・DR-M2、DR-M4ではどんな固体サンプルが測定できますか?
・測定できるガラス及びプラスチックサンプルの大きさ、形状は?
 



複屈折の測定について教えてください。



プラスチックやフィルムの中には複屈折を持つものがあります。これらは縦方向、横方向、厚み方向( 延伸方向、延伸と直角方向あるいはMD方向、TD方向 )の方向毎に屈折率が異なります。 アッベ屈折計に別売の偏光板付接眼鏡を取り付けることによって、 方向毎の屈折率を測定することができます。詳しくは弊社営業部へお問合せください。

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D線、F線、e線、C線はどういう意味ですか?


これは光のスペクトル線と呼ばれています。
もともとは、ナトリム放電管や水銀放電管で輝く光の輝線にアルファベットが付けられています。
それぞれ、右記のようになっています。
 480.0nm  F’線
 486.1nm  F 線
 546.1nm  e 線
 587.6nm  d 線
 589.3nm  D 線
 643.9nm  C’線
 656.3nm  C 線
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分散及びアッベ数について教えてください。



@ 全ての波長を含んだ自然光( 太陽の光など )がある物質から別の物質へと屈折するとき、紫から赤まで広がって屈折します。( 虹ができる原理 ) この理由は、紫側の光のほうが赤側の光に比べて屈折率が高いためです。このように、屈折光が紫から赤まで広がることを「分散」と称します。
A 分散の度合い(紫から赤まで広がりの大きさ)は下記の式で定義します。 分散=nF-nC ( nF’-nC’ での場合もあります )です。この分散値は物質によって異なります。 2つの物質が同じ屈折率でも分散値が異なる場合もあります。
B 物質の屈折率と組み合わせて分散をあらわしたのが「アッベ数」です。下記のように表わされます。
アッベ数νd =( nd-1 )/( nF - nC )又はアッベ数νe =( ne-1 )/( nF’- nC’ ) 分散が大きいほどアッベ数は小さくなります。

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DR-M2、DR-M4ではどんな固体サンプルが測定できますか?


ガラス

透明であれば充分に測定できます。ただし、主プリズムとの密着面と採光面が平面であることが条件です。

厚み0.5mm以上の
プラスチック

透明であれば充分に測定できます。ただし、主プリズムとの密着面と採光面 が平面であることが条件です。
プラスチックではガラスに比べて平面度が取れにくいですが、なるべく光沢のある平面にしてください。

厚み0.5mm以下の
フィルム

フィルムの厚みが薄いほど屈折視野( 境界線 )はわかりにくくなります。 少しでも屈折視野( 境界線 )をはっきりさせるには、主プリズムに中間液をはさんでフィルムをしっかりと貼り付けます。 指でこすりながら貼り付け、余分な中間液は拭き取ります。さらにその上に中間液をはさんで付属のフィルム測定採光ガラスを乗せます。 採光ガラスが浮かないように一度上から押さえます。フィルムはなるべく、主プリズム面 と同じ大きさにカットして全面に貼り付けてください。

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測定できるガラス及びプラスチックサンプルの大きさ、形状は?



直方体で縦40mm、横8mm、高さ0.5〜10mmが最適です。ただし、縦15〜40mm、横6〜8mmでも測定は可能です。
縦×横の1面は平面で研磨面又は光沢面であることが必要です。
横×高さの1面は平面であることが必要です。
また、両面が成す角度はほぼ直角であることが望ましいです。

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