物産フードマテリアル株式会社 様

果汁や果肉、シロップなど果実加工品を製造・販売されている会社です。

果汁飲料、アイスクリーム、ゼリー、ヨーグルト、お菓子、ドレッシング、ソースなどの原料に用いられます。各メーカーからの要望に応じて、果汁や果肉を加工して出荷されています。

製造工程では「手持屈折計」、品質管理では「デジタル屈折計RX-5000α」をご使用いただいております。

果汁や果肉を加工して出荷
2010年8月に移転したオフィス

JR浅草橋駅もしくは馬喰町駅 都営線 浅草橋駅から徒歩5分ほどのところに会社はあります。

2010年8月に移転されたということで、とてもきれいなオフィスです。1階にある技術・開発センターにお邪魔させていただきました。

こちらの業務内容について教えていただけますか?

技術・開発センターでは、長年にわたる技術を活かした、高品質の製品製造をサポートするため、商品開発、原料受入れ検査、製品検査といった業務を行っております。

まず入口を入ると大きい窓があります。

こちらの技術・開発センターは、「見える検査室」をコンセプトに作られたそうで、廊下から窓を通して検査している様子を見ることができます。

見える検査室

微生物検査室です。

微生物検査室1 微生物検査室2

続いて理化学検査室です。

理化学検査室 デジタル屈折計 RX-5000α

同じ測定器が3つずつ用意されており、同時に3ラインで測定できるように配置されています。「デジタル屈折計 RX-5000α」も3箇所に置いてあります。

品質管理での検査項目を教えてください。

Brix(糖度)、酸度、pH、色調、官能検査、異物検査、微生物検査などです。

品質管理で重点を置かれているのは何でしょうか?

安全・安心な製品を提供するために、迅速・信頼性を大事にしています。検査機器に厳格に運用基準を設けてチェックし、常に精度良く保つようにしています。
また、官能訓練を常時行ない、レベルアップに努めています。

弊社屈折計の点検及び校正はどのようにされているのでしょうか?

使用前点検として毎回純水でゼロ合わせをおこない、1ケ月に1回は測定値に近い40%と60%のショ糖液を調整して確認をしています。さらに、1年に1回は外部校正を依頼しての確認をとっています。また、この検査室と委託工場で測定した検査結果の整合性を高める為に、委託工場でも同じRX-5000シリーズを使用して、同じサンプルを測定し、測定値の確認を行なっています。

RX-5000αの使い勝手はいかがでしょうか?

入社した時からアタゴの屈折計を使用しています。最初はアッベ屈折計でした。果汁の色によっては、目視タイプでは暗く見えるものがありましたが、早いうちにデジタル化が進みました。パレットタイプを経て、より精度の良い器種としてRX-5000に変わり、現在はRX-5000αを使用しています。操作が簡単で、Brix測定の完成形というイメージです。

どうもありがとうございます!

果汁をスパチュラーで採取しRX-5000αの測定部に載せて、次々と測定されています。

同じ果汁でも、濁っている果汁とパルプが除かれて透明な果汁とがあります。また、透明果汁の中でも色の濃いものと脱色して透き通っているもの等さまざまな種類があります。

透明果汁はキャンディーなどに透明な仕上げをする商品で使われるそうです。

測定風景

果汁を味見させていただきました。
わずかな味の判別は難しく、またすっぱい果汁では刺激が強くて、官能検査は大変だと思いました。

食べたことのあるお菓子の味や風味を思い出し、いろいろな商品の原料に果汁が多く使われていることを実感しました。

さまざまな果汁

工場の果汁製造工程を教えてください。

果汁の製造工程では、「原料搬入」「解凍」「調合」「殺菌冷却」「UF濾過」「濃縮」「充填」他の様々な工程がありますが、その一部について紹介させていただきます。

まず、原料の搬入です。様々な果汁や果肉を  品質の良い状態で調達します。品質を保つためそれぞれの原料に適した温度条件で温度管理をしています。

製品の種類によっては、調合した後、加熱・濃縮される製品やUF処理される製品などがあります。

ドラムに入った原料

加熱・濃縮工程では、弊社の「手持屈折計N-2E,N-3E」で随時測定してチェックします。 果汁の風味を損なわないように短時間で加熱 します。

手持屈折計N-2E,N-3E

お客様の要望よっては、限外膜濾過(UF濾過)されるものもあります。

これは、特殊な膜により、果汁に含まれる濁りや沈殿に関係する不溶性固形分を、可能な限り除去するもので、膜の大きさは分画分子量6000です。これにより装置により精度の高い透明果汁が得られます。

限外膜濾過(UF)限外膜濾過

処理された果汁をタンクに入り、タンク毎に品質チェックを行い”合格品”のみ次の殺菌工程に進みます。

果汁が入るタンク

殺菌は果汁に適したプレート式と果肉用のニーダー式、チューブラー式などがあります。

プレート式殺菌機
果肉用のニーダー式殺菌機
果肉用のチューブラー式殺菌機

充填工程です。この工程で、缶、袋、ダンボールなどに充填して出荷されます。これらの包装形態はお客様のご要望に応じて対応しています。

保管温度は様々ですが、風味を保つため、冷凍保管されるものが沢山あります。

缶への充填

果物ですと天候や季節が影響して仕入れなど大変そうですね。

常に北半球・南半球の季節特性と収穫時期を意識して原料確保を行なっています。世界各地から購入しており、購入品はすべて生産現場の監査を行い、品質の管理を行っています。

御社のこだわりを教えていただけますか。

「果実加工品なら何でも」をモットーに、お客様への商品の提供を目指しており、果実の種類の豊富さが特長です。また、果実の種類だけでなく、さまざまな加工方法が可能です。
小ロットの商品から、お客様のご要望に応じて何でも対応いたします。
ニーズに合わせた企画開発を行ない、製品の提供だけでなくトータル的にご提案させていただくことを、今後ますます力を入れていきたいと考えています。

細野様、波江野様、生産管理部の皆様、ご丁寧に対応いただきましてどうもありがとうございました。

これからも末永くご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

物産フードマテリアル株式会社様ホームページ
http://www.tkj.co.jp

細野様、波江野様、生産管理部の皆様
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