代表取締役 寺田 一博 様
ラーメンが大好きな代表取締役、寺田一博さんが経営するお店は、我孫子店、水戸店の2店舗です。我孫子なのに「環七ラーメン」とあり不思議な店舗名ですが、こちらは、環七にあった伝説のラーメン店「土佐っ子ラーメン」より暖簾分けをしてもらったことから名づけたそうです。
多店舗経営をするに当たり、Brix計を導入して頂きました。
「てらっちょ」さんとの出会い
寺田さんとの出会いは、「デモ器で測定した結果、値がばらつく」という問い合わせからでした。
「てらっちょ」さんのラーメンは、なんといっても背脂が特長で、一度食べたら忘れられないほど濃厚です。
しかし、この「濃厚さ」が、大きな問題をもたらしていました。白濁して数値が読めなかったのです。
濃厚なスープに対し、光の屈折を原理とするBrix計では、境界線がぼやけ、測定結果が安定しなかったのです。
その後、いくつかデモ器を試して頂いたものの、どれも上手く測定できませんでしたが、寺田さんはあきらめませんでした。
「もう他にないの?」という寺田さんに、試したことはありませんが…という条件つきで、「ごはん水分チェッカーG-50」をデモさせて頂きました。こちらは、ご飯のBrixを測定し、100から引いて水分量に換算する屈折計で、白いサンプルに対して比較的測定が安定している製品です。この"G-50"で、なんとか安定して測定できるようになり、導入決定して頂きました。
我孫子店
我孫子店の加藤秀行さんに伺いました。
我孫子店で活用して頂いている"G-50"の他にも、シンプルなスープには"MASTER-ラーメンα"を活用して頂いております。
QなぜBrixを活用されるのですか?
A1店舗の時には必要ありませんでしたが、多店舗を経営するには必要だったのです。個の味を伝えるのは難しいですから。
Q何人くらいでスープを作るのですか?
A我孫子店は、7~8人位が担当します。お店に出ていない時も、色とBrixを聞けば、電話でアドバイスができます。自分で仕込む時は、感覚でBrixが分かるようになってきました。Brix計という指針があるから、覚えられたのだと思います。
Qどのタイミングで測定するのですか?
Aスープを煮込む最終段階で測定します。ここで10~11%となるようにしてから冷凍させ、前日の分と混ぜて翌日使います。また、開店直前やシフトによる担当の交代、すーぷの仕込み日の違うものを出した時と、変化の可能性がある時にも必ず測定します。
Qこだわりはどんなところですか?
A味はほんの少しの変化で変わってしまいます。この店舗の味はここでしかだせませんので、他の経営店舗は全く別の味にしています。
材料も全く同じものはなく、煮込む時の気温など環境も異なる中で、この店舗の味も同じ味を作り続けることは難しい。だからこそこだわっています。
また、お客様の好みに合わせるため、麺の固さ・背脂の量・味の濃さなどもお選び頂けるようにしています。
試食させていただきました
大きさ。
麺は太麺、替え玉は極細麺を使用。
癖になる美味さ。この味は忘れられません!
こだわりのラーメンを美味しくいただきました。ぜひ、足を運んで頂きたい、情熱が伝わってくるラーメン店です。
寺田さんからのメッセージ
土佐っ子の味は、あの場所(環七)でなければ出せない。同じ味がだせないから、「てらっちょという味」を作りました。地域性も考えて水戸店は味噌ラーメンにしました。ココ我孫子店のある道沿いは、人気のファミレス店を始め外食の激戦区でラーメン店も多い土地柄です。多店舗に出店するなら、地域一番の繁盛店にしないといけません。そのためには、Brix計が必要で、数値の管理による味の維持にこだわっています。
【我孫子店】こってり背脂 環七ラーメン てらっちょ
【水戸店】江戸味噌ラーメン二代目てらっちょ